ちょっと聞いて〜

 先生や教室の皆さんが日常で「ちょっと聞いて〜」と思った事を書きつづりました。
 教室に関係あることも無いことも、何でも書いていくので、素の声をお楽しみください。
 投稿もお待ちしておりますので、「ちょっと聞いて〜」と思った人はぜひご参加を!
 ちょっと聞いて〜第90回目は、ちょっともやもやしているねこあし指導員です。


第90回(2017/5/21)

  昨年、母の初盆で田舎の夜道を早足で息を殺して歩きすぎて膝を壊し、陳式太極拳も総合太極拳も止めて、今ではトレーニングセンターの四段レベルアップ講習会の練習にノルディックの杖を使って出掛けるだけ。
 それまでは時計とにらめっこのヘルパー生活だっただけに、余りに暇を持て余して生活不活発病になりそうになった。これはいけない! とボランティア太極拳を始めたり、最近はシルバー人材センターにも登録した。
 シルバー人材センターの登録者は男性の方が圧倒的に多いそうで、植木の剪定や駐輪場の管理など色々な仕事が多いらしい。
 大阪市や堺市のシルバー人材センターの登録料金は1200円で仕事の内容も豊富で訪問介護などもあるが、吹田市の登録料金は2000円と高い上に女性の仕事が少なく介護の仕事もやってない。
 ヘルパー歴20年の私のキャリアを活かす仕事がない!
 元ヘルパーで元気なシルバーも多いし、超高齢社会となりつつあり、必要とされてるというのに何という事だろう!

 現在、吹田市の福祉審議委員になってるが、内容が多く複雑なのに、殆ど名ばかりの審議委員会で意見が市政に反映される事は殆どなく、伝わらないし大事な事は知らないところでドンドン決まっていく様に感じ、税金の無駄使いだと感じる。
 これなら12年間やった吹田市のバリアフリー委員会の方が、意見を市政に反映されて、やりがいがあった。

 もう直ぐ初めてのシルバー人材センターの総会があるとのこと。
 チョット言ってみようかなー?

                                                     ねこあし


第89回(2017/4/15)

 今年の花見は7日に、いつもは1時半からの高齢者太極拳を朝11時に変更し、練習終了後に会場となっている二階和室の目の前に広がる見事な満開の桜を見つつ、花より団子で弁当を食べ、普段は聞けない話を色々と聞きながら食後のお菓子も頂き、楽しいひと時を過ごせた。

 次の日の8日は、以前から興味があったダックツアーに参加。
 水陸両用バスで八軒屋浜から北浜〜大阪城方面〜八軒屋浜までのバスの旅。
 ガイドのおばさんは上村恵美子と綾小路きみまろを足したような、おもしろ過ぎる方で、ずっと皆んな笑いっぱなし!
 私も色々と大変な時だったので、とても良い気晴らしになった。
 兎に角面白く、ガイドさんがいうように「皆さんが景色見てるのと違うよー、見られてるんよー手振ったってねー!」と言って歩いてる人に手を振ると、道行く人たちは派手なバスから聞こえてくる楽しそうな私たちに皆さん面白がって手を振って下さる。
 陸から川に入る時は、バスの運転手さんが船舶の資格を持った船長さんと交代し、船旅が始まる。
 この桜の季節限定の船や、落語家のガイドの船など、ビックリする程色んな種類の船が行き交ってた。
 川から陸に上がると、又運転手さんが変わってホテルのランチ会場へ。

 桜ノ宮の桜も綺麗で、今年のお花見は満足、満足!

 また来年も参加したいと思うくらい、楽しいお花見ツアーでした!

                                                     ねこあし


第88回(2017/3/17)

 昨年仕事を辞めてから、1日が長く、何でも出来そうな筈なのだがテレビを見たりボケ〜としている時間が多くなり、1日の終わりに「今日は何をしたかな?」と振り返るようになった。
 「生活不活発病」になりかけた昨年と比べると、今年はノルディックウオーキングを持って服部緑地を散歩し、人目の少ない所で太極拳をしたり、電車に乗って万博公園に行くことも多くなっている。

 今月は万博梅まつりがあり、2週続けて満開の梅を楽しんできた。
 というより、イベントの胡弓の演奏と次週の能勢の文楽を観に行くついでに梅見に行ったのだが、こんなにゆったりと満開の見事な梅を楽しめたのは初めてで「花見は桜!」と決めつけてきたのは間違いだったなーと感じた。

 ソロソロ土筆が顔を覗かせそうな気配がする。
 何処も彼処もコンクリートになりつつあるので、土筆を探すのも一苦労だ。今年は何処へ土筆摘みに行こうかなー?
 良い場所が有れば、誰か教えて〜!

                                                     ねこあし


第87回(2017/2/17)

 母が亡くなった後、生前に母から旅行に行こうと誘われても「仕事休んでまで母と行くのもなー」と断っていたのが後悔となっていた。

 母から誘われ断ってしまった九十九島遊覧が入った長崎ランタンフェスティバル、太宰府天満宮、九十九島のお一人様限定旅行を見つけ、行ってきた。
 2月とはいえ、寒くもなく晴れた良い旅行日和!(日頃の行いが良かったのでは? という事は前にも言ったなー!)
 今回のお一人様限定旅行も皆さん旅慣れた方ばかりで、日本全国、世界中旅している方も多かった。お金が有る所には有るんだなー! 皆さん1人で決断できる自立してらっしゃるんだなー! と感心した。
 20年間ヘルパーで休みにくく、土曜日はサークルがあるので絶対休めず、行けても1〜2泊の地域に限られる私は旅の初心者。
 でも自立、自律の願いが強いので、一期一会のご縁の有る皆さんと、あたかも昔からの知り合いのように仲良くなって楽しく過ごせた。

 夜遅く帰った旅行翌日の太極拳連盟の研修会、少し疲れが残っていたが、頑張って参加した。
 研修会では、今までこうすると教わってきた固定観念を外す練習となり、ドンドン深くなる。
 行く前より元気になって帰宅できた。
 行って良かった!

 皆さんにも、元気になる太極拳をお伝えできますようにー!

                                                     ねこあし


第86回(2017/1/17)

 皆さま、明けましておめでとうございます。
 本年も宜しくお願い申し上げます。

 昨年母が亡くなったので、住所録に従って、喪中につき欠礼のお知らせをしたのですが、何人かは間違えたのか? 年賀状が届いたり(私も間違えて出してしまった事があったなー)、中には長年の友人で子供が7人いてお正月には地方に散った子供たち全員集った嬉しさからか? 「喪中葉書は来て知ってたけど、出したかったから出しました」と家族全員の写真を送ってくれた友人家族も有り、思わず笑ってしまいました。

 新しい年の始まり。
 今日が一番若い!
 今この瞬間から始まり!

 皆さまにとって良い一年でありますように!

                                                     ねこあし


第85回(2016/12/23)

  前回、生活不活発病になりかけて、「佐渡裕さんが復興支援の為につくったキッズコンサートに面倒がらずに出かけられるか?」と言ってましたがエイッ!と、兎に角出かけました。
 しかし……本当に「行って良かったー!」感動した!
 キッズと言ってもプロを目指す技術のある高校生までの子供たちが、佐渡裕と共に東北に行き、津波で亡くなられた方達にその海に向かって祈りを捧げてから慰霊と、残された方達を励ましたいと願って全身全霊を傾けて演奏してこられ、九州の震災後での演奏もされてるキッズオーケストラ。和太鼓の松村組も阪神淡路の震災をきっかけに作られたそうで「災害における芸術の役割」がテーマでした。映像を観ると観衆は今まで泣けなかった人たちが、泣いてらっしゃる!
 最近、良い事にも悪い事にも感動することが無くなってきたと感じていた私が、この魂の叫びの様なこのコンサートでは、久し振りに心が震える感動で涙が出、心の奥に未だ残っていたエネルギー熱が蘇ってきた!

 ヤッパリ音楽って良いなー!
 結婚前には生き甲斐だった音楽は、原因不明の声帯炎で歌えず、自転車事故で左肘は靭帯ズタズタで先生から一生カタワと言われピアノも弾けない状態で音楽の道は閉ざされ、何年か後に太極拳との出会いが有ったのだが…
 今後のボランティアには太極拳も良いが、認知症の方や高齢者には音楽での癒しとしてオカリナなら可能では?と思いつつ、暇な時(いつも暇だが、患者さんがいなかったり、息子が夜勤明けで寝てない時)などに少しずつ、先ずは自分の為に練習を再開し始めている。

 ボランティアしょうと思っても、させて貰うのも何かと面倒な事が多く、介護も太極拳も資格や技術があっても活かせて貰えない現状があるのも分かってきた。
 でも、ボランティアというのは、せねばならない事ではない。
 求められれば「良いよー」と気軽にそこに行くフットワークの軽さはあるが、やらせてくれる所を無理に探す事でもないように思う。
 流れのままに、先ずは自分が楽しみ、自分が充実することだ。と思うと楽になれた。

 残りの人生、不活発病になって鬱や認知症にならないよう、身の丈にあった1分、1時間、一年を送っていきたいものです。

 皆さまも良いお年を!!

                                                     ねこあし


第84回(2016/11/11)

 今年もあと2ヶ月足らずで一年の終わりを迎える。
 年齢を重ねる毎に時間の過ぎるのがドンドン加速していくように感じる。

 今年は人生のターニングポイント。
 20年来の仕事を終えると直ぐ太極拳のボランティアが始まり、市役所の市民委員も、12年間の交通バリアフリー委員から福祉審議会、高齢福祉委員に変更したが、ヘルパーの仕事は時計とにらめっこしながらの毎日だったので暇を持て余してたが、翌月には母が亡くなって形見分けや親戚との交流を済ませ、初盆の送り火でまさかの膝関節炎。夜1人で雨の野の宮竹林を歩くなんて!と嵯峨野育ちの従姉妹から呆れられた。3ヶ月経っても完治しないが、良くなるにつれて少しずつ外出する意欲が戻ってきた。

 先日テレビで「生活不活発病」という病が有り、それは要介護に繋がっていく事が多い。というのを知った。
 私も仕事を辞め、母を失い、膝の故障で自分の練習を休み、ボーッとテレビ見て、疲れたと昼寝の時間が長くなり、知らず知らずの内に生活不活発病になりかかっていた!と感じ、友達から誘われていた京都の歴史体験ツアーに参加した。出町柳から信長ゆかりの地を周り大徳寺で解散のツアー。
 ノルディックウオーキングの杖を使って、自分のペースでユックリとついて行けたので、膝が痛くなったが自分で「良く頑張った!」と褒めてあげた。
 又、太極拳も公民館の文化祭にサークル参加し、いつも通りぜんざいで打上げして楽しく終了出来てチョットずつ心身共に回復しつつあるのを感じる。

 さあ今日は梅田のステラホールでの「災害復興におけるアートの力」のコンサートと講演の招待状が当たってるが、服を着替えて出かけるのは面倒くさい!という気持ちと、もう晩御飯も作ったし心身のリハビリがてら出掛けよう!という心が戦っている。

 結果は、お楽しみに!
                                                     ねこあし


第83回(2016/10/16)

 私の長所はフットワークの軽さ。短所もフットワークが軽すぎる事でーす。

 送り盆の高野山も送り火の嵯峨野の行きも、2〜3日前にヒョイと思い立って行ってきた。
 その結果、高野山では隣に座った方と出会うべきして出会い、その方に必要な事を話すための大切な出会いだったのを感じ、喜ばれた。
 しかし、送り火の日は急に大雨が降り出し、鳥居型の点火時間ギリギリに予定を立ててたのと、昼の嵯峨野と夜の嵯峨野の余りの違いにビックリし、心と体を強張らせ過ぎて膝を痛めて大変なことになってしまった事。
 傘を杖替わりに使ったら楽だったので、早速母の形見の杖を送って貰って遠出の時に持ち歩くと、立ってる時も重い荷物を引っ掛けられるし楽だ。
 歩き過ぎて疲れて杖をついてたら、シルバー席に座ってた若い男性から席を譲られた。今までは席を譲った事はあったが譲られたことはなかった。

 2016年10月13日は生まれて初めて席を譲られた、記念すべき日となった。
 喜んで良いのか? 悲しむべきか?
 ヤレヤレ!
 早く自分の太極拳が出来ますよ〜うに!
                                                     ねこあし


第82回(2016/9/18)

 数年前には電動シニアカーに左足の甲を轢かれたり、新御堂で不法停車の自動車を避けようと勢いよく歩道に乗り上げるツモリで思いっ切り左脚打撲、内出血で真っ黒になり、左膝も血混じりの水を二回も抜いたり、もっと前の平成元年には草むらから小さな虫が一匹飛んで来て私の胸に当たった途端、走馬灯の様に時間がグラッとユックリ動き「何で転けなアカンの?」と思いながら転け、救急病院に搬送されたが処置出来ず、別の病院で一応脱臼は治ったが、複雑骨折で支えてる靭帯が全部切れて8時間の手術しても治るかどうか? と言われた。人生で一番悩んだ結果「手術はしない。腕一本で生きて行く!」と決めた途端「手術しないなら退院して」と病院追い出され……。
 幸い夫が治療師なので奇跡的に治して貰えたが……。

 満身創痍から治った後のリハビリ歩きの仕方を「足の裏を感じて自分の吐く息と合わせて、ゆっくり踵から……」等と偉そうに教えてたのに……。

 6月に亡くなった母の初盆。
 姪が8月に双子の男の子が産まれて大変なので取り止めとなり、13日の迎え盆は私が一人で祖父が得度した高野山での万燈会に参加し、16日の送り火はかつて母に連れられて里帰りした想い出の嵐山の灯籠流しや嵯峨野の家の前から見た鳥居の送り火を観に故郷に帰った。
 渡月橋の下での灯籠流しは雨でもごった返し、暗くて足元が悪く何度かつまづいたが、送り火の点火に間に合う様に急いで子供時代にいつも通ってた野の宮の竹林を通ると、薄気味悪い暗闇で誰も通って居ない。竹林の奥横にはお墓が有るのを思い出し、目の前には子供の頃帰る度に「この山陰線の踏切で自殺する人が多かった」と母から聞かされていた踏切も1人で通過せねばならず、怖くて怖くてフン! とバリア張り、気を張り、息を殺して速足で突っ切ったが、竹林を出た後も、暗くて何処にいるのかもよく見えない!
 迷いかけたがよく見ると落柿舎が薄っすらと見えた。昼見る景色と夜は全く変わってて、子供の頃母や親戚の人達と通った道を思い出しながら、兎に角誰も歩いてないので怖いのと点火に間に合うか? で雨で足が冷える中急いで早歩き。産まれた実家(今は他人が住んでて生まれた家も建て直されてる)の前も畑が家に変わってて曼荼羅山の鳥居が見えない!
 大覚寺の方向に暫く歩くと、やっと点火が始まるドーン! ドーン! と太鼓の合図が聞こえ一斉に点火が始まった。帰り道は野の宮は通らない様に遠回りして帰った。

 帰宅したら左脚が痛くて痛くて筋肉が硬直仕切ってた!
 その内治るだろうと放っておいたが、3週間経っても治らず左に重心が掛けられない! 近所の整形外科でレントゲンを撮ったが骨は大丈夫だった。歩き過ぎによる左膝の関節炎。
 ソロソロ1ヶ月になるが……未だ完治しない。整形外科では電気当てて湿布塗るだけ。今度も最後は仕事が終わって時間がある時だけ夫に治して貰う事になりそうだが……雨で足を冷し、呼吸止めて早足で歩き過ぎた結果が思ったより大変な状態となるのを身に染みて知った!
 焦ったときこそ「息長く深く」で呼吸を整えなければなぁと実感しました。
 皆様もご用心! ご用心!

                                                        ねこあし



第81回(2016/8/18)

 まだまだ続きそうな猛暑、皆様はどうお過ごしでしょうか?
 私は約20年間ヘルパーの仕事で、猛暑の中を利用者さん宅まで行ったり来たり1日に何度も行き来した結果、ドライアイや日光過敏症、シミになっていましたが、仕事を止めた今年は夕方薄暗くなってから次の日の買い物に出掛けるようにしています。
 外での仕事をせねばならない方は本当に大変だと思います。私のように症状が出てからアレコレしても遅いですので、自分の体をお大切に!

 さて、今年は亡き母の初盆なのですが……母と同居してくれていた弟の娘がこの8月に双子の男の子、2人合わせて6kgを出産しましたので、そちらの手伝いもあり、それぞれで供養する事になりました。

 私は高野山のろうそく祭りに参加します。
 一の橋〜奥の院までの聖域を10万本のろうそくを灯しながら2kmに渡り、先祖供養をする行事だそうです。
 亡き母の父、私の祖父はこの高野山で得度して僧侶になったし、私が産まれた嵯峨野の船形霊場と呼ばれた場所は空海が天皇の病気平癒祈願の水行をした枯れずの井戸もあったりと、高野山とは非常にご縁があり何度か訪れてましたので、亡き母と祖父の供養をするために日光対策して出掛けようと思っています。

 盆休みが過ぎたら、又一緒に練習を楽しみましょうー!
 熱中症や事故も無く、元気でお会い出来ますように!

                                                        ねこあし


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