ちょっと聞いて〜

 先生や教室の皆さんが日常で「ちょっと聞いて〜」と思った事を書きつづりました。
 教室に関係あることも無いことも、何でも書いていくので、素の声をお楽しみください。
 投稿もお待ちしておりますので、「ちょっと聞いて〜」と思った人はぜひご参加を!
 ちょっと聞いて〜第100回目は、楊式を学び始めたねこあし指導員です。

第100回(2018/5/17)

 先月は何かと忙しく、このコーナーお休みさせて頂きました。

 4月から今まで迷っていた「伝統楊式太極拳」の練習に通い始めました。

 簡化24式以外に大好きな総合太極拳と陳式太極拳をしていたのですが、2年前に母の初盆で夜の田舎道を歩き過ぎて左足の筋と膝を壊して以来、それら全部止め、ユックリ緩める四段試験の練習のみに絞った。

 四段がストレートに合格し、今後五段が新設されてももう受けないと決めたので「今後一生やっていける太極拳を」と指導者探しから始め、今月72歳になるのに85式もある全く新しい伝統楊式太極拳にチャレンジする事となった。
 年のせいか? 元々運動嫌いのせいか? 覚えが悪いので大変な勇気がいった。

 新しく始める前にネットで「どういう事をするのか?」一応何回か観てある程度はこんなかな? でも方向などは一切分からない状況で練習始めた。

 タントウコウで気沈丹田、心静体松に充分な時間を割き始めるので、とても気持ち良い。家で練習していても体がポカポカして心が落ち着き、気持ち良い。これなら100歳になっても出来る様な気がする。
 やって良かった!

 24式でも緩めて繋げて拡げて気持ち良くやれば、こうなれます。
 太極拳、最高!

                                                        ねこあし


第99回(2018/3/11)

 私は本好きではない。
 大体何ページか読むと面倒臭くなり、最後のページを読むか、見出しを見て興味のある箇所だけ読んで終わり。
 二週間に一度出るマンガ本だけは寝る前に頭をポカンとする為に見ている。

 その私が珍しく少しずつ何日か掛けて読み切った本がある。
 曽野綾子の「夫の後始末」だ。
 以前から人生の最期の時に延命治療はしないと家族に言ってあったが、この本には、人間の最期に臨んで、やってはいけない三つのことが具体的に書かれていた。

 今まで思いつく度に書いていたエンディングノートを、葬儀社から貰った新しいのに具体的に分かり易く書き直した。
箕面に安い樹木葬が出来たというので、月末までに下見に行く予定だ。

 何とせっかちな! と思われるかも知れないが、こんなことが出来るのは元気な内だ。本当にその時期が近付いた時には、縁起でもない! 不謹慎な! と動けないだろう。

 予定は未定。
 やるだけやったら、そのことも忘れてしっかり生きよう。
 目の前の一瞬に心を尽し、力を注ごう。

                                                        ねこあし


第98回(2018/2/17)

 一昨年、母の初盆で受験が一年先延ばしとなった四段受験。母との思い出の故郷の五山送り火に行って膝を壊したので、両杖をつきながら御幣島での練習に通い、凄い緊張感の中でも如何に緩めて伸びやかに演武出来るかは自分との戦いだった。一次、二次と順調にめでたく合格したのは良かったが……。
 「将来五段が作られてももう受験はしない」と決めてから「では自分は何がしたいのか?」と考えると、「壊さない太極拳を普及させたい」でもこの地域ではM先生の息が掛かった人しか活動出来ない、不自由さと活動出来ない力の無さを感じてしまい、現在、やる気力が減少している。

 言い訳としては、残り少なくなった住宅ローンの一括返済の手続きや、年に一度の青色申告の準備と納税など家の大蔵大臣としての働き。そして先月のアイスバーンでの両膝打撲と足首捻挫が治りきっていないので、必要以上に出歩きたくなかったし、その交通障害保険金受領のための手続き等などで忙しかったから……。

 自分の青色申告の還付請求はもう終わり、保険金二カ所の請求も完了、我が家の健康生活指導の納税申告書も出来上がり、面倒な事は全て終了した。

 サー、次は何をしょうか?
 そう言えば、何年か前に陳式のある先生が忘年会で24式の先生がいらっしゃるのに「皆さん!24式ばかりやってても駄目です? 伝統をしなさい! 伝統をやらないと太極拳は分かりませんよ!」と仰ってたなー。
 その後、陳式を始めて楽しかったけども、膝を壊したら出来ない。
 膝を壊しても歩けるなら出来るのは、24式(競技会で見せるためのではなく、正しくおこなう検定用の物)と伝統楊式だ。
 何年か前に伝統楊式を見学に行っった時は詰まらなくて眠りそうになったが、陳式が出来なくなった今はそうも言ってられない。
 サークルの生徒さんに教える為には32式剣も練習し直したほうが良いかも?

 一度始めたら簡単には止められないので、何がしたいか? するべき必要性は有るのか? 天から降りて来るまで、待とう。

 今朝も寒かったが、春の香りがし始めている。
 来月は梅見に出掛けよう。映画や落語や漫才も楽しそうだ!
 短い人生、今まで頑張ってきた分楽しい事をしょうと思う。
 春よ来い!早く来い!何か良い出会いがありますように!

                                                        ねこあし


第97回(2018/1/31)

 1/4から仕事が始まり、3月と4月は江坂太極拳サークルへの新会員募集のために、久しぶりに動かねば! と青色申告の準備を1月中旬からし始めてる。
 その頃から寒波が来て、イギリスに留学中の会員さんから心配のメールが届いた。外国にまで日本の寒波、雪の影響で東京が混乱した状態などが報じられたようだ。
 「大阪は雪も降ってないし住みやすい地域です」イギリスの生徒さんに返信した後の1/27に粉雪が僅かに積もったが、サークルの朝クラスに出掛けた。
 家を出る前に生徒のお一人から「家の前で子供がスケート遊びをしているので、危ないので休みます」というメールが入った。
 窓から外を見たが積雪は隅っこの方にちょこっと、アスファルトがいつも通りに見えたので「??」と思ってたが、表通りに出て道路を横切る時、僅かの雪の中に突っ込んだら滑ると思い、手前で軽くブレーキを掛けた途端、スッテンコロリ!。アッ!と思う間もなく、顔から転んでしまった。
 左頬はヒリヒリし両膝打撲、踝は捻挫で痛くてビッコ状態だったが、サークルに間に合わねば! と急いだ。途中でこけた自転車を起こしてる女性に出会った。
 道路をよく見ると雪が氷の様に透き通ってツルッと滑る状態が至る所にあった。人生で初めて? のアイスバーンとの遭遇だった。
 夜勤帰りの息子も自転車でこけ、立とうとして又転び。夜の生徒さんも大事にしている自転車で転んだとのこと。
 しかし、太極拳の練習は歩くより楽でした。
 ねこあしでゆっくり歩く様にするゆったり太極拳は、無用心な歩行よりずっと良いのを実感したのが収穫でした。

 未だ未だ寒波は居座りそうで……
 ご用心! ご用心!!

                                                        ねこあし


第96回(2017/11/15)

 人生最後の緊張の試験がようやく終わった。

 三段A級試験に合格した時は「これでもう受験は終わり!」とホッとしていたのに四段が作られ、家族からは「もう受けなくても良いのでは?」と言われるし、私自身もA級指導員資格があるのにこれ以上受ける必要あるのか?意味は有るのか?と随分悩んだ。

 受ける受けないに関わらず、四段レベルアップ講習会に毎週通い、日本連盟講習会や近畿ブロック講習会を受けていると、今までの固定観念を打ち砕く必要性が求められ、ドンドン変わって行くのを感じた。

 20年働いた介護の仕事も終了し受験する事を決意した年は、母の死亡と重なり受験出来なくなった。その母の初盆で田舎に帰った時に下手に歩き過ぎて膝を壊し、今まで楽しんで練習してきた総合太極拳も陳式太極拳も全部止めざるを得なくなった。
 近所の整形外科も整骨院も何軒か診てもらったが「治りません」と頼りない限りで、結局は主人にある程度は治して貰い、今年から久しぶりに四段のレベルアップ講習会のみ参加して受験する事となった。
 幸い、一次試験も二次試験もストレートで合格する事が出来た。
 二次試験の合格通知書が来たときには嬉しくて思わず通知書に「ありがとうございます!」と手を合わせて拝んだ。(笑)

 何年後かには五段も出来ると言われているが……
 伝統太極拳と推手も必要なのと、もうあの独特の圧迫感、かつてないほどの半端ない緊張感、ストレスは心臓に悪い。「体に悪い太極拳はしない、させない」という私の指針にも合わないので、もう受験は卒業します。

 但し、一緒に受験した同志との練習は今後も続けるし、日本連盟の最新情報、やり方は必要に応じて生徒さんにお伝えしますので、ご安心を!

 太極拳は深く、楽しい!
 正しくやればやるほど元気になる。
 死ぬまで続けられるので、皆さんも一緒に深く楽しみましょう!

                                                        ねこあし


第95回(2017/10/17)

 今、ストレスで体調不良状態になっている。

 家のすぐ前のビルの解体工事で、今日は朝の5時47分に大きな音で目が覚めてしまった。
 10月に入ってから毎日何度となく、阪神淡路大震災の様なドスン! という縦揺れで心臓はパクパクする位の恐怖と、絶え間なく続く振動で、船酔い状態。17時に工事が終わった後も、暫くは心臓のドキドキが止まらない。
 今までは、仕事が終わったら疲れて少し昼寝するのだが、寝室の3階は特に揺れるので、部屋に居るだけで気分が悪くなる。
 今日は、重機の出入りがあるとかで、朝早くから叩き起こされたので、眠気だけでなく、頭がボーっとしてムカムカと吐き気も有り、気分が悪い。
 6時にドスン! と揺れた時には工事現場に早過ぎる! と文句言いに行ったが、何時も「済みません」というばかりで何ともならない。
 流石に今日は近所の誰かが警察に通報した様でお巡りさんが来て、暫くは静かになった。が又8時30分には重機の騒音と地震のようなゆれが始まった。

 3階の和室と洋室とトイレの壁に計4カ所にヒビが入った。

 解体工事終了までの1〜2ヶ月、家はどうなっているのだろうか?
 私の心と体は無事でいられるのだろうか?

 何か良い方法が有れば、誰か教えて〜!!

                                                        ねこあし


第94回(2017/9/14)

 昨年は母の法要などで不参加だった「大阪府武術太極拳連盟の交流発表会」に、今年はボランティア指導してる高齢者も参加して貰うことになった。

 我がサークルも高齢者が多いが、色々と他で活躍してる方が多く、その中でも高齢だけど働かざるを得ない方は、太極拳は二の次にならざるを得なくなり辞めて行く方も多く、私の不徳のせいもあって今ドンドン会員数が減少している。が、ヤル気のある方は検定試験も合格されたり、ビデオで自分を撮りながら練習されて早い上達振りを見せて下さる方もあり……辞められない。

 今回の交流会は、このボランティア高齢者達の五防功と簡単太極拳。サークルの簡化太極拳を一緒にドクターXの主題歌に合わせる冒険だった。
 本番前に初めての顔合わせ、合同練習。

 真っ直ぐに立てない方もいらっしゃるので、兎に角事故のない様に、何事もなく無事に楽しく終了してくれます様に……! と願うばかりだった。

 二階席からドキドキしながら見てたが、自分の持てる力を存分に発揮され、最後には二つの違う動作が殆ど同時に終了した! ビックリ! 感動!!

 終了後のお顔は、皆さん本当に良いお顔されてましたよ〜!
 お疲れ様でした!

 交流会の写真を教室案内に載せてますので、見て下さいね。

                                                        ねこあし


第93回(2017/8/21)

 江坂太極拳サークルとしては、初めての外部検定試験を受験した。
 全員合格出来てホッとした。
 「もし、全員不合格だったら教えるのは止めねば!」位のプレッシャーを感じていたので、普通の練習後、受験の為の特別練習までした。
 皆、良く頑張られ、検定試験を通して普段では気付き難い自分の癖を知ったり、思い込みや苦手な所とシッカリ向き合う時間となりました。
 技術的に一段レベルアップされたと同時に、精神的にも少し強くなられたと思います。嬉しいです!

 やるだけやったら、後の結果は神様仏様にお任せ。
 メールでは喜びを分かち合いましたが、次の練習会場では一切話題にはしません。
 今回は全員合格という良い結果でしたが……
 昔、私が初めて外部受験した時、私は合格したけど一緒に頑張ってきた仲間は不合格となり、どう接すれば良いのか? 気まずくなって困った事が有りました。何とか時間が解決してくれましたが、受験には不合格はつきもの。
 又もっと昔、有名な大きな団体の先生が三段試験不合格となり、周りに衝動が走ったとも聞いた事があります。その先生は落ちた人の気持ちを考え、受験に合格しても教室では余り話題にはしない様に言ってるとの事。

 私も大きな定例練習の朝昼クラスでは、受験に合格したり、府民大会で良い結果を出した人には大げさに「おめでとう!」と言い合う様子は、駄目だった人への配慮がない様に感じ、その雰囲気は余り好きでなかった。
 その後同じ定例練習会場でも夜クラスでは指導者や世界レベルの選手達が練習してる会場で、検定試験に合格しても府民大会で良い結果が出た位では話題にはしない、小声で軽く良かったねーと言う位だった。
しかし、全国大会や、世界大会で入賞したら全員で拍手し、若い強化選手は(皆の月謝などの金銭的支援や声援など、応援して頂き有難うございますという意味で)お礼を言ってました。爽やかで嬉しい、負けても皆が応援し支える気持ちが有った。

 我がサークルは次の次の目標は大阪府武術連盟の交流発表会。
 メルパルクに向けて心を一つにしていきたい。その次は3級、2級の団体内で出来る受験を予定してます。自分の癖や至らない所を自分一人で見つけるのは難しいし、何より何の目的もなく練習し続けるのはもっと難しい!
 自分の未熟を一つ乗り越える向上心が湧き自己改革するには、未熟な私達には何らかの刺激が必要では?

 継続は力なり、頑張りましょう!

                                                        ねこあし


第92回(2017/7/21)

 ここ1〜2年ほど前から、街を歩いててギョッとする事が多くなった。

 一人で大きな声で笑ったりブツブツ話す変な人が増え、最初は統合失調症の人がやたらと増えたなーと思っていた。

 私の友人の娘さんが統合失調症で、心の中の良い自分と悪い自分が戦ってたり、見えない人と話してたり……その様子は、最近見かける若者? と見た目は変わらないし、同じに見える。
 よく見ると耳から線が垂れ下がっている事に気が付いたのだが……本人は周りからそんな風に見られてる事に気が付いてるのだろうか?
 そういう人は、他人にどう見られようが知った事ではないのかも知れないが、周りの音を遮断して危なくないのだろか? 心配になる。

 野口整体をつくられた野口晴哉先生は4、50年程前に、癌は治る時代が来ます。その次には精神病の時代が来ます。と仰ってましたが、今まさに認知症も増え昔よりも色んな精神病が増えて来ている様に感じる。

 昔は名前さえ付けられてなかった発達障害にも色々な名前がつき、自分もそのうちの一つではないか? と思う事もある。

 普通ってなーに?

                                                        ねこあし


第91回(2017/6/13)

 シルバー人材センターに登録し、ある施設の認知症専門のグループのお手伝いを週に2日、3時間ずつし始めて約二ヶ月弱となった。
 今までの20年間のヘルパー時代は重度の認知症でも個人宅への訪問介護。
 今回は施設内で認知症の集団。
 認知症は精神の病だ! と始めて感じた。そこで働く職員さんの大変さと課題も色々と感じる事が多いが、吹田市のシルバー人材センターでは介護は仕事内容に入ってないので、掃除と話し相手、見守り、食事介助しか出来ない。
 移動も移乗も私の方が上手いのになー! と思っても手は出せない。
 息子も認知症のグループホームの職員だが、施設によって職員の質は全く違う様に思った。
 入ったらドンドン認知症が進むし体調が悪くなる施設では? と感じたが、自分に出来ることをするのみだ。
 昔、野口整体で気を観る練習をしていたからか? お爺さんが心霊治療家だったせいか? ヘルパー時代から認知症は得意分野で、話しが出来なくなってしまった方ともアイコンタクトで心を通わすことが出来るし懐かれる。

 明日は我が身、他人事ではない。
 5年で倍々とドンドン増える認知症。先週は吹田市の国循の脳外科の部長さんの認知症予防講演会に行ってきた。世界中で唯一認知症が減ってきてるのがイギリスで、日本では尼崎市も頑張ってるらしい。精神科でなく循環器の医師が認知症予防の講演会をしてたのが興味深かった。
 来週はコグニサイズの体験会にも参加しょう!
 将来、認知症が治る薬が出来ます様に!  否、認知症になりませんようにー!

                                                        ねこあし


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